クロレラが運転者に及ぼす疲労回復効果について
(富山大学市村昭二教授)
緒言:
クロレラの常時服用が、自動車運転者の目や肉体の疲労に対してどのような効果があるかを、フリッカー値・眼球運動・脈拍・呼吸数・皮膚抵抗(電気)・体重・握力・背筋力について測定し検討した。
その結果、クロレラの服用が、運転時の眼精疲労を軽減させ、疲労回復に効果があることが認められた。また体力や耐久力を向上させ、健康増進に役立つことが示された。
方法:
運転者12名をクロレラ投与群と非投与群に分け、クロレラ投与群には、クロレラ錠を1日24錠(約6g)を4ヶ月間投与した。
運転前後のフリッカー値と、運転中の眼球運動を測定し、投与群と非投与群を比較検討した。
フリッカー値は視覚中枢の興奮を示すもので、疲労や障害によって低下する値である。
眼球運動はアイカメラを用いて、指標追跡の動きを連続記録した。これは運転者の目や肉体の疲労度を測るものとして重要である。
結果:
クロレラ投与群は、非投与群に比べて、運転後のフリッカー値の低下が有意に少なく、良好に保たれており、運動中の眼球運動、指標追跡も円滑良好であった。
これらの差は、クロレラの投与開始後、1ヶ月半から2ヶ月頃より有意に認められた。
考察:
クロレラの常時服用は、運転による目や肉体の疲労を軽減、回復させ、耐久力向上に有効であることが示された。
追加:
この実験ではフリッカー値や眼球運動の他に、運転中の脈拍・呼吸数・皮膚抵抗(電気)の変動、についても測定した。
クロレラ投与群の方が運転中の脈拍、呼吸数ともに安定し、皮膚抵抗の変動も少なかった。これらの差も、投与開始後、1ヶ月半から2ヶ月頃より有意に認められた。
また、両群の体重・握力・背筋力を測定したところ、いずれも投与群に向上の結果がみられ、向上率は服用4ヵ月後、最高18%を得た。
これらの結果より、クロレラは、運転動作の能率を高めて順応時間を短縮するだけでなく、疲労を軽減し、体力や耐久力を向上して維持する上で効果的であり、健康増進に役立つことを示すものである。
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